形式美

2002年2月27日
私は、時代劇が好きである。同年代の女性が主にタ-ゲットであろう21時,22時台のドラマは殆ど見ない。例え好きな俳優が出演していようとも、である。
ただ、私の好きな俳優は、時代劇役者が多いかもしれない。もちろんその人達も現代劇に出演する事はあるのだが。
私の子供の頃の好きな芸能人といえば、影の軍団の真田広之である。他に欠かせない存在として、里見浩太郎、杉良太郎、火野正平など。
里見浩太郎の長七郎、杉良太郎の金さんの最終回、新吾捕物帳、後は西郷輝彦の江戸を斬るなどは今でも大好きである。
それから少し成長して、渡辺謙に出逢った時は衝撃であった。こんなに眼に力のある人は見た事がなかった。その後、私の中で役所広司とのトップ2に君臨している。
最近では、村上弘明の貫禄に驚く。正直この人は所詮ヤサオトコ止まりかと思っていた。それが、八丁堀の七人でみせたあの粋っぷりである。貫禄といえば旗本退屈男。あのいやらしい筈の派手な着物が、普通に見えてしまう貫禄はさすがである。
・・・と、マニア度全開でここまで書いてしまったが、時代劇の魅力とは、ある種の形式美なのではないかと思うのである。脚本然り、立ち回り然りである。
半身のお紺の毎回のラストに句を詠むかたせ梨乃には女でもうっとりである。
ところで、昨日、御家人斬九郎が最終回を迎えた。こういうずっしりした作品が終ってしまうのは残念だが、長く続けばいいというものでもない。
私の好きな作品は、続きようのない潔い終り方で終るものが多いように思われる。
しかし、大河ドラマは最近どうだろう。伊達正宗以降、ちゃんと観ていないのだが。。。

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